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「おみその色が変わってしまった!」というお客様へ

毎年、夏から秋の時期になりますと、「買ってきたおみそを置いておいたら、すっかり着色してしまったが、これは大丈夫なのですか?」というお問い合わせをいただきます。
ご心配をおかけしておりますので、お問い合わせに対してここで回答いたします。

まず、一般的な着色の原因からご説明申し上げます。
みそは、摂氏20度以上の場所に長く置かれると、着色する特徴があります。
これは、「メイラード反応」または「アミノ=カルボニル反応」といい、みそ中の糖とアミノ酸が結合して発色するもので、未開封でもこの反応は進みます。また、高温であればあるほど、着色は早く進行します。

これは熟成の一現象であり、私たちが「赤みそ」を作る原理とまったく同じです。成分などは変化しておりませんので、召し上がっても何ら問題はありません
また、この着色によってできる物質「メラノイジン」は、「抗酸化力が強く、老化を抑える働きがある」として、健康面からも注目されている物質です。

風味に関しては、少々の着色では問題ありませんが、著しく進むと風味も変わってきます(甘みが減り、コク・渋みが出てきます)。
これについては、おいしくなったと判断される方もいますし、本来の味とは違うので好まないという方もいらっしゃいます。

タケヤみそでは製品の出荷基準を設定し、ロットごとに検査の上、常に一定の範囲の色の商品を出荷しておりますが、特に夏季は高温の影響を受け、着色してしまう場合がございます。
着色を防ぐため、お買い上げいただいた後は、未開封でも冷蔵庫に保管することをお勧めいたします。冷蔵庫に保管しても、みその色が白く戻ることはありませんが、それ以上の着色を防止することができます。

以上が一般的なお答えになりますが、なお詳細なご説明をお求めの場合は、詳しい状況を下記までご連絡ください。ぜひお話をお聞かせいただきたく、お願いいたします。

○メール(こちらのフォームをご利用ください) または、
○弊社お客様相談室(電話 0266-52-4003、平日9:00〜17:00) まで

今後ともタケヤみそを、どうぞよろしくお願いいたします。