みそ健康レポート
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第2回 みそと血圧抑制効果
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【1】大豆タンパクを食べていると、脳卒中マウスでも長生きする
遺伝的に、ほぼ確実に脳卒中を起こして死んでしまう「脳卒中マウス」を使った実験結果です。このねずみに食塩水を与えていると、平均で89日しか生きられませんでした。しかし、食塩水と同時に大豆タンパクを与えていると、平均寿命は3倍以上の299日になりました。 同じように、生まれながら高血圧の「自然発生高血圧マウス」に無塩のみそ抽出物を1回与えると、血圧は6時間後から下がり始め、24時間後には 25mmHg、48時間後には20mmHgの血圧低下が観察されました。この効果は大豆からのタンパク質にはありますが、牛乳や卵白のタンパク質にはないことがわかっています。

高血圧になる原因としては
神経の働きによるもの
ナトリウムの働きによるもの
ホルモンによるもの
などいくつかが考えられています。
大豆タンパクについては、血圧を上げる作用を持つホルモンを生み出すACEという酵素の生成を抑える作用があることが知られています。

また、みその場合は、発酵、熟成中にタンパク質が分解されて、この効果がより強く出るようになっているという研究発表もあります。

参考文献
河村幸雄「動物実験でわかった、みそ抽出物の血圧低下作用」みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』1999年、pp.11-16。
家森幸男「みその原料・大豆の成分が脳卒中を予防し、長寿に貢献する」みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』1999年、pp.17-23。
橋本壽夫「食塩と高血圧の関係はどこまで解明されたか」『日本醸造協会誌』第91巻第1号(1996年1月)、pp.15-19。
藤田敏郎「減塩運動は見直しが必要」みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』1999年、pp.65-72。
(注)みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』については、1999年2月に改訂版が発行されました。ここでは改訂版にのっとって表示します。
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