国際貿易は我が国の経済に欠かせないものですが、その一方で食糧自給率の低下が問題になっています。現在の日本の自給率はエネルギーベースで41%とのこと。みその主原料である大豆も自給率は3%程度で、ほとんどを輸入に頼っています。
ところで、今月はそれとは少し違う自給率のお話です。下のグラフはみそ自給率の高い県ベスト10を示しています(折れ線グラフ)。1位の徳島県の自給率は91.0%。つまり、徳島県で消費されるみそのうち、91%は徳島県産のみそであるということです。
ちなみに全国平均は31.3%。ここに挙げた10県はいずれもそれを大きく上回っており、自県産のみそをよく食べていると考えられます。
ちなみに、黄色の棒グラフはその県のみそ生産量。例えば長野県や北海道、愛知県などは、たくさん作っているので自給率が高くなるのも当然かもしれません。しかし、全国平均並み、またはそれより少ない生産量なのに自給率が高い徳島・富山・秋田・熊本などの県では、特に自県産のみそを愛用していると言えるのではないでしょうか。
先月は原料の使用割合からみその地域性を見てみましたが、こうした消費サイドのデータからも、地域性の強い県を見つけることができるのです。

(参考資料)味噌県外交流表(平成16年1〜12月)より作成。長野県の出荷量は201.6千トン。
(1999年6月。データのみ2005年4月更新)