煮込み料理におみそをおいしく使う方法とは?

 秋も深まって参りました。食欲の秋、おいしいみそ料理をお楽しみください。

 みそ料理といえば、お料理の本などで「みそ汁を煮立ててはいけません」と書いてあることがあります。タケヤみその製品にも「あまり煮すぎないようにご使用ください」と表示させていただいております。
 一方で、「みそ煮込み」などという料理もありますから、やや混乱を招くところもあります。

 「みそ汁を煮立ててはいけない」というのは、みその「香り」を大切にする信州みそならではのルールです。一般的に、信州みそは酵母を利用して香りを作り出していますが、その主成分はアルコールおよびエステルのため、70〜80℃くらいで揮発し始めてしまいます。そして、沸騰し続けると香り成分がすっかり飛んでしまい、風味のないみそ汁になってしまうのです。

 一方、中部地区の八丁みそなどに代表される赤みそは、香りよりも、濃厚な「うまみ」を特徴とします。したがって、長く煮込んでもそれほど大きな風味の変化はなく、じっくりと具材に味をしみこませることができます。

 では、信州みそで「煮込み料理」を作るときのポイント。それは、みそをあらかじめ半分に分けておくことです。まず煮込み始めるときに半分入れて具材に味をしみこませます。残り半分は完成間際に入れて、香りを残すのです。ぜひお試しください。

(2007年11月)


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