春の訪れが遅いと言われていた今年ですが、4月の声を聞くと一気に暖かくなりましたね。信州諏訪でも毎年と同じく、4月中旬には桜が満開になり、寒さに閉ざされていた諏訪湖畔も賑やかになってきました。
さて、近年は外国でもみその需要が増えている、という情報をお聞きになった方もいらっしゃると思います。財務省貿易統計によると、2004年はみその輸出が前年比13%伸びて、ついに7,000トンを突破しました。

昨年の輸出実績、7,278トンをみそ汁に換算すると実に3億6400万杯分。多くの人が味噌に親しんでいることが実感されます。英語でも、以前は“(Fermented) Soybean Paste(発酵させた大豆ペースト)”などと言っていたのですが、最近は“Miso (Paste)”だけで通用するようになってきました。
問題は、これをどのように外国の食事に取り入れていただくか、ということ。その点、みそはしょうゆなどに比べてまだまだという部分があります。
日本ではみその用途の9割以上がみそ汁、つまりみそを「スープベース」として使っているわけですが、一説では(特に欧米では)ペースト状のものををスープベースにする発想はあまり一般的ではないのでは、という意見もあり、日本式にみそ汁で普及を図るのか、それともペースト、ディップやドレッシングなどのかたちで広めた方がいいのか、なかなか興味深いところです。
(2005年4月)