「砂漠に近い」諏訪の気候が味噌造りの秘訣!?

 「信州の冬」といえば、スキーやスノーボードに行くところだからさぞ雪も多いのだろう、と思われがちです。確かに北信州では相当雪が降りますが、実はこちら諏訪はそれほど雪が降ることはありません(それでも毎年30cmほどの降雪は2〜3回ありますが)。むしろ「晴れて寒い」日が多いのが特徴です。
 実は、諏訪の気候は日本の中でも特殊な性質を持っています。

平均気温最高気温最低気温その差年間日照時間年間降水量
長野県・諏訪10.8℃28.9℃−6.1℃35.0℃2101.4h1307.0mm
茨城県・鹿嶋14.3℃28.8℃0.3℃28.5℃1806.0h1472.9mm
福井県・福井14.3℃31.5℃−0.1℃31.6℃1610.2h2257.9mm
新潟県・糸魚川14.1℃29.6℃0.7℃28.9℃1442.6h2764.4mm
静岡県・静岡16.3℃30.6℃1.6℃29.0℃2037.7h2321.9mm

 これは、諏訪と緯度・経度の近い場所の気象データを比較したものですが、諏訪はこれらの土地の中で「最高気温と最低気温の差」が最も大きく、「日照時間」は最も長く、「降水量」は最も少ないという結果になっています。
 言うならば「日本の中で最も砂漠に近い気候」ということ。“諏訪は日本の中で一番海から遠い場所”という話を聞いたことがあるのですが、なるほどと思わせます。

 この気候が、実はみそづくりに役立っているのです。寒暖の差が厳しく、乾燥した気候が雑菌を排除し、優れた微生物だけを残してきたからです。みそは暑い夏に発酵が進み、秋からの冷え込みで熟成が進みます。もちろん、諏訪が日本一のみその産地になった要因はこれだけではありませんが、今回は気象条件にスポットを当ててみそづくりの秘密に迫ってみました。

(注)気象データは過去30年の平均値。出典は気象データ検索・電子閲覧室(気象庁ホームページ)http://www.data.kishou.go.jp/。最高気温は各地とも8月、最低気温は諏訪・鹿嶋・静岡が1月、福井・糸魚川が2月。各地の緯度・経度は下記のとおり。

諏訪北緯36度02.7分・・・・・・・東経138度06.5分
鹿嶋北緯35度57.8分東経140度37.3分糸魚川北緯37度02.3分東経137度51.7分
福井北緯36度03.3分東経136度13.3分静岡北緯34度58.5分東経138度24.2分

(2005年2月)


トピックスのページに戻る
タケヤみそホームページへ戻る