すっかり暖かい季節になりました。連休中は諏訪湖畔にも多くのお客様がおいでになり、大変な賑わいです。
さて、今月はみその一番の原料である大豆のお話。日本の大豆の自給率はわずか3%程度ですが、これまで長い間、みその原料としては中国大豆が多く使われてきました。しかし、最近はアメリカ・カナダの大豆を使う会社が多くなっています。
アメリカ・カナダで研究開発が進み、みそ醸造に適した大豆ができてきたという理由もありますが、もっと他にもその原因があります。
2000年の貿易統計が出てきましたが、日本の昨年の大豆輸入量は483万トンでした。前年比1%ダウンという結果だったそうです。ところが、中国の昨年の大豆輸入量は実に1042万トンと、日本の2倍以上の輸入をしているのです。
中国では経済成長が進み、食用油や肉類の需要が増えました。すると、油脂原料や飼料としての大豆の需要は急増します。結果として、これまで大豆の輸出大国であった中国は、今や日本を上回る大豆輸入国になってしまったのです。
ともすれば日本独自の産業と思われるみそについても、中国の経済成長が大きく影響しているというお話でした。
(参考資料)日本貿易振興会『Food & Agriculture』No.2334, 2335。
(2001年5月)