【21世紀スタート!】 「100年前のみそ」を調べてみました

 あけましておめでとうございます。2001年、新世紀の幕開けをどのように迎えられましたか。
 昨年は「2000年問題」などもあったりして、千年紀の雰囲気が強かったですね。私たちタケヤみそも「1000年前のみそ」についてお話をしてみました。今年は100年の区切りということで昨年より規模が小さく感じますが、それだけに身近に思える部分もあるものです。今年は「100年前のみそ」を考えてみたいと思います。

 100年前、1901年は明治34年、タケヤみそはまだみそ販売を始めて30年にも満たないころでした。当時の資料はあまり残っていないのですが、長野県のみそ製造量を見てみると、明治30年に23万貫だったのが40年には34万貫、45年には55万貫と急速に伸びています。また、タケヤみそ製造量も明治30年から40年にかけて約3倍になっているそうです。「自分の家で作るのが当たり前」だったおみそが、徐々に「買ってもかまわない物」になってきた時期かもしれません。もっとも、タケヤの場合はみそ以外の売上がそれ以上に増えていたりして、やっぱり自給自足の方が多かったのかな、とも思います。

 こうした古い資料を見ているとわかるのですが、例えば昭和初期の大恐慌のころも、みその生産量はそれほど減っていないのです。何でもあるものをみそ汁に入れれば一品の食事になるから、と言われていますが、貴重なタンパク質補給源としても、みそが重視されていたからなのではないか、と思われます。

 いよいよ新しい世紀になりますが、こうして以前から引き継がれてきたみその文化の土台の上に、さらに新しいみその歴史を重ねていければ、と考えております。
 本年もタケヤみそをどうぞよろしくお願いいたします。

 今年もおみそがおいしい年でありますように...

(参考資料)『タケヤ味噌百年史』pp.130-152。

(2001年1月)


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