12月になりました。この年末は今年の終わりとともに、20世紀の終わりでもあります。寒さも厳しくなり、忙しい時期でもありますが、体調維持に心がけて元気に過ごしたいものです。
さてこの時期、忘年会などでお酒を飲む機会も多いことと思います。酒席で楽しく飲むのはよいのですが、つらいのが二日酔い。俗に「二日酔いにはみそ汁がよい」と言われますが、これはなぜでしょうか。
体内に取り込まれたアルコールは肝臓で脂肪になりますが、肝臓にレシチンがあると脂肪をスムーズに排出してくれます。
レシチンはいろいろな物質で構成されていますが、このうち「コリン」という物質は通常の食事ではなかなか摂取できないといわれています。
ところが、みその原料の大豆にはコリンが多く含まれており、大豆食品をたくさん食べることで、肝臓の働きをよくしてくれるのです。その結果として、アルコールが蓄積されず、早く体外に排出されるというわけです。おみそ汁を飲んで、元気に新年を迎えましょう。
一年間、タケヤみそをご愛顧いただき、ありがとうございました。
(参考文献)
よいお年をお迎えください。
山内文男・大久保一良編『大豆の科学』朝倉書店、1992年。
中央味噌研究所監修『みそ知り博士のQ&A50』みそ健康づくり委員会、1998年。
「シジミ汁は本当に肝臓にいいか」みそ健康づくり委員会『みそサイエンス最前線』1999年、pp.126-127。
(2000年12月)