「みそは確かに体にいいかもしれないが、塩分が高い。塩をたくさん食べると高血圧になるのではないか」と思われる方も多くいらっしゃることでしょう。ここではその疑問にお答えしたいと思います。
[1988年、Intersalt Cooperative Research Groupによる調査結果]
国際的な食塩摂取に関する調査「インターソルト・スタディ」では、食塩摂取量と高血圧の関係が調べられました。大多数の民族は、1人当たり1日10〜15グラム程度の塩分を取っていますが、統計をとってみると食塩摂取量と血圧の関係がはっきりしないのです。
最近の調査で、高血圧の人には、食塩を取ることによって血圧が上がる人と、食塩をとっても血圧の上がらない人がいることがわかりました。したがって、高血圧の治療のためには、減塩をする意味のある人と、減塩をしても血圧が下がらない人とを区別して考える必要があります。
食塩によって血圧が上がるかどうかは、遺伝によって決まる傾向があるので、近親の方で高血圧の方がいらっしゃる場合には食塩摂取量に気をつける必要があるかもしれません。しかし、多くの方は、食塩を摂取したからといって、すぐに血圧が上がるということはないはずです。